
ブルーマウンテンに行ってきました。
シドニーから気軽に電車で行けるハイキングスポットであり、とっても自然豊かな国立公園です。
初めての電車の旅。
電車は二階建てで、2階の座席では遠くまで景色を楽しむ事が出来ます。
たくさんの街を通ってカトゥンバという駅で下車。
今回はルーラ駅までの道のりをハイキングです。
電車を降りると、緑のふんわりした空気が。
思いっきり息を吸い込むと、青臭いとは違う、甘い気持ちいい香りが体の奥までしみ込みます。
多分ユーカリのにおい。
ユーカリから発する油分が空気中に発散されて空気が青くかすんでいる事からブルーマウンテンと呼ばれているようです。
ユーカリは乾燥したオーストラリアでもよく育つ、とっても強い植物です。
何百種類も存在するそうです。
そのユーカリによって、乾燥しているオーストラリアにもたくさんの森がみられます。
日本だと普通、植物は季節によって様々な表情を見せますが、
ここオーストラリアでは頻繁に起こる火事によって植物が種をまきまた成長するというサイクルが多く存在します。
そういう植物は、火事がないと成長がそれ以上出来なくなったときに世代交代が出来なくなるそうです。
火事によって起こる湿度と温度の変化が種をまくタイミングや、発芽するタイミングになる。
なので、植物をみるとこの場所で何年前に火事があったか、というのも分かるそうです。
ユーカリもその中の一つ。
森の存続のためには火事が必要だなんて、何だかとっても不思議ですね。
また、ユーカリは上の写真のように脱皮しながら成長していきます。
成長したら古い皮を捨てて、真っ白く生まれ変わります。
古い皮は土に返り、また自らの栄養となるそうです。
内側から成長して、古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わりながら成長するというユーカリに、なんだかとっても魅力を感じました。
私もそうありたいものだ。
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