2011年9月18日日曜日

ベーダンタのお勉強

雨期というのに、からっとした天気が続いています。
年間を通して暑すぎず寒すぎず、ほんとうにここは良い気候です。

ベーダンタのクラスではムンダカというウパニシャッド哲学のテキストをシャンカラという昔むかしの偉大な先生によって書かれた解説書に沿って勉強してます。
ウパニシャッド哲学は、自分についての勉強。
勉強というのは、数学、語学、経済、環境など常に対象があるものですが、さて、自分というのは対象になり得るのでしょうか?
例えば世の中にあるもの全て、、、自分の目をとおして確認できます。
でも自分の目を見たい時、鏡を使って見るしかありませんね?
自分の感覚器官だけでは自分を『見る」の対象に出来ないので、鏡の助けが必要になります。
同じ様に、自分の本質を知りたい時、何かの助けが必要になります。
それが、ウパニシャッドの哲学書で、本だけでは自分の理解に間違いがでてしまうので先生の助けが必要になります。
ウパニシャッドは詩の形をとっていて、ムンダカは3つのチャプター、64のマントラで構成されています。
詩の形をとっていることで、美しいマントラのひびきを実際に唱える事も覚える事も出来るのです。
世界中どこを見ても、哲学が詩になっていて唱えられるのはウパニシャッドだけ。
毎日毎日、一つ一つのマントラの言葉の意味をいろんな角度から勉強しています。
なぜここでこの言葉が使われているのか、どんな意味を持つのか、じっくり考えているうちに、その言葉はとっても力をもってくるのです。それがマントラがとてもパワフルだと言われる所以だとおもいます。

自分がどこから来てどこへ行くのか?
この自分の目の前に広がる世界とのギャップやつながり。
誰もが考えた事があるだろう自分の本質についての答えが、ウパニシャッド哲学につまっています。
過去も現在も未来も変わらないもの。
それをベースに常に変化し続けるこの世界があります。
その変わらない唯一のもの全ての本質が、自分そのものだと言うのがベーダンタ哲学です。

理解するのはトーっても難しい!

ちなみに、ベーダンタでは、世界全てが過去現在未来という概念にとらわれず現れていない形で潜んでいて、きっかけがあってこの世界に自分が確認できる形で現れるといっています。
例えば「音」もそう。
元々空気中に現れていない形で存在していて、何かのアクションによって人が確認できる状態になるらしい。例えば手を叩くとか。
アクション、なにか行動をとって、結果として音がでる。
この世界は全てアクションとその結果の法則の中にあるということですね。

ちなみにもちろんのこと、ウパニシャッドのマントラも現れる前から存在していて、昔々の皆がもっと感覚が鋭かった時代に誰かキャッチできる人がいたから今私たちが勉強できる音、形になっているらしい。

あまり自分が勉強している内容を人に伝える機会がないので、ちょくちょく書いていこうと思います。

ではおやすみ。





2011年9月4日日曜日

大工さん

うちのアシュラムにいる大工さんです。
仕事場に潜入。


こんな立派ないすも 作っちゃいます。
アシュラムの住人の部屋の希望やトラブル全て彼が解決してくれます。
私の部屋も彼のおかげで随分と快適になったものです。

とーーっても可愛いおじいちゃんです。