2009年1月29日木曜日

新しい足

















ちょっと前に自転車デビューしました。

ずいぶん前から、昔のマンションの住人が中古で売り出した物を買い、
メンテナンスしないと乗れないと思っていて放置したままでした。

ある日どうしても乗りたくなり、自転車屋まで乗っていってみると、、
なんとかそのままでものれそう。

本当は全く効かない左のブレーキとか、ギアとか、直してほしいところはたくさんあるんだけど
なんせ、こっちでいう自転車はママが乗る物ではなくスポーツとしての乗り物。
メンテナンスをするために自転車屋は2ヶ月ぐらい先まで予約でいっぱいだそう。

とにかく乗る事が出来る事を知ってからは、いろんなところに自転車で行きたい病に。

そして本日は、ずっといきたかった現代美術館の1月までのエキシビジョンをみるために、

いつもはバスで向かうシティの先端サーキュラーキーの現代美術館まで自転車を走らせました。

大体40分ぐらい。

巨大な公園のサイクリングドーロを通り、オフィス街を抜け、ついに到着ー。

ちなみに今回のエキシビジョンは

YINKA SHONIBARE MBE


実はメルボルンの現代美術館で同じアーティストの映像作品を見て衝撃を受けたところ、
こちらでは特別展でたくさんの作品が紹介されていたのです。

アフリカには美しい独特の色や柄の民族衣装があるのですが、
その布で彼は貴族の衣装を作ります。

布好きにはたまらない凝ったプリントの布達!

衣装はマネキンに着せられ、飾られていたり、無声映画の形で映像作品になります。

彼はイギリス生まれアフリカ育ちの黒人です。

おそらく、アフリカの布で貴族の衣装を作るという彼の作品には、黒人差別への風刺が込められているのでしょう。

今回はじめてみた映像作品では、ピンク色のチュチュを着た白人と黒人のバレリーナが、
向かい合わせで同じバレエを踊ります。(白鳥の湖っぽかった)

つまり、鏡で写したように。

あーー、きれいだったな。

白人のバレリーナも黒人のバレリーナも、同じぐらい美しかった。




シドニーの街は程よいアップダウン(実際はかなりきつい)で、
ギアが壊れている私のチャリさんはたくさんの人に抜かされながらやっとお家までたどり着くのでした。

自転車に乗った私は自由だ!

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