今日はシドニーのイタリア人街、ライカート地区で行われたパーマカルチャーのイントロダクションセミナーに行ってきました。
このパーマカルチャーってやつはすんごいシステムで、
あいている場所があれば食べられるものを育てましょう。
ってな具合なんです。
雨水、風の向き、太陽の位置、地形、生態系などを生かしながらまず庭を設計していき自然の動きを無駄にせず効率よく使っていきます。
まるで森が自然に成長するように、エネルギーを自然に循環させるように設計していくみたいです。
農薬を使う代わりに、害虫が嫌うハーブを野菜の近くに植えたり、
雑草が生える隙間を作らないためにびっしりと食べられる植物を植えることで草むしりの手間がかからないようにしたり、
硬くなっている土地を耕す代わりに鶏を放してその歩き回る爪でふっくらとした土壌を作ったり。
よく使うものと成長の早いものは遠くまで取りにいく手間を省くために近くで育てる。
とまあ、限られた空間でどれだけ出来るかの知恵とアイディアの宝庫なのです。
まず気に入ったのが、あいているところで食べられるものを作ろうという発想。
もちろんキッチンでもベランダでも!
彼らによると「あいているところを芝生にしておくのは食糧難のこの時代に大変無駄」だそう。
スライドで、大して広くもない地味な庭に囲い(多分2メートル四方ぐらい)を作った写真が表示され、
ジャジャーン、「これが2ヶ月後です」とモリモリと育っている囲いの中の葉野菜の様子を見せられたら、やれば出来きそー!とすぐにでも真似したくなってしまいます。
このパーマカルチャーのシステムは、砂漠や発展途上国にも数々の食べられる森を作った実績があり、今では世界でも大変注目されているみたいです。
というわけで第一人者であるビルモリソンさんの本は分かりやすくて面白くて、とってもおすすめです。
日本語に翻訳されているものはこちら
うちにある本はこちら (おすすめ!)
お家に庭があるお宅や、実家やおじいちゃんおばあちゃんが庭仕事が好きだったりする人にお勧めするといいかもしれませんね。
手間もかからず、地球に負担もかけず、自分の無農薬の野菜が好きなだけ食べられる時代が来るといいですね。
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