2009年3月31日火曜日

Between the frags!!

シドニーに引っ越して半年になりました。

あっという間すぎて、ちょっとこの半年はのんびりしすぎちゃったかなーと反省。

だって、だって、、夏だったし。

ちょうど半年経った今、私的に新しい事を始める素敵なチャンスが訪れました。

まず一つは、

「ライフセーバーになる!」

えーーなんでーいきなり!?

と、いろんなところから声が聞こえてきそうですが、

あるジェームスのクラスメイトが、このサーフライフセービングクラブの長年の会員であり、「いい経験になるし、楽しいし、絶対にやった方がいい!」と、誘ってくださったのです。

オーストラリアのライフセービングが組織化されたのは1907年。
何と、100年の長い歴史があります。

昔、シドニーではビーチでのレジャーが禁止されており、住民達が反対した結果、海は市民に開放されました。

それから海での事故が爆発的に増え、救急活動をボランティアでを行う人たちから始まったのがオーストラリアのライフセービングクラブです。

その活動は盛んで、スポーツとしてのライフセービングの大会も行われるほどです。

そして、今でもすべてのライフセーバーとクラブの運営はボランティアと、スポンサーからの資金で活動しています。


週末、ビーチに行くと、赤と黄色の旗がたっており、「私たちが見ていますから、そのはたと旗の間で遊泳してくださーい!」と声をかけているのがライフセーバーです。

ライフセーバーの大きな役目は、救急処置もですが、何よりも事故を未然に防ぐ事。

危ない行動をしている人に注意を促したり、潮の流れ、天気、クラゲなどからビーチに来ている人たちの安全を見守る事なのです。

実際海にいくと、いつの間に監視区外に出てしまい「ピッピーーーー!(笛) 旗より右に入れー!」みたいな感じで指示され、「なんだよーうるさいなー」とか思ったりするのですが、ちゃんと遊泳客である私たちを見守ってくれているという証拠なのですね。

ちなみに、職業として救急活動を行っている人はライフガードです。
ライフガードや病院、消防などと連携をとり、事故を未然に防いだり、応急処置や、また、地元や環境への貢献をしたりするのがライフセーバーです。

また、パトロールの他にも、出来る事がたくさんあり、自分のアイディアがあればなんでも応援してくださるそうです。
例えば、私たちを紹介してくれた方は、所属するライフセービングクラブの電力を、すべて風力発電にかえて環境への配慮をしていきたいというアイディアがあり、大学院での授業でも、そのための研究をしています。

また、そんな大掛かりじゃなくても、例えばこないだ受講したコースタルアドバイザーの知識を生かして、クラブの子供達や観光客に伝えていく事もできます。


そして私が今回目指すのは、ブロンズメダリオンというライフセーバーの資格です。


まず受講の前に過酷なテストが。

400mを8分で泳ぐのです。

私たちに声をかけてくれた人を始め、皆、「余裕」「え?それだけ??」「泳ぎ続ければ絶対8分でつく」などと言ってたので、私たちものんびり構えていたのですが、、

テストの前日に、coogeeビーチの南にある50メートルのロックプールで練習。

このプールは水位が高いとき、波が来ると水が入れ替わるというなかなか素敵なプールなのです。
向こうに見えるのがcoogeeビーチ。
















最初の意気込みもむなしく、8分どころか、400m泳ぎ続けられない事が判明。

腕肩の筋肉がひ弱な私たちは、50m往復するごとにハアハア言って、休憩していました。

特にクロールが、、つらい。
不運にも寝違えて、息継ぎの時に十分に首を回す事が出来ず、水飲みまくり。



不安を胸にテスト当日。

必死で、ほとんど平泳ぎで、、皆の声援を受けながら400m達成!


なんと、ビリ。ちなみにJはビリから2番目。
年配の方やぽっちゃりの方もたくさんいたのに、ちょっとお恥ずかしい結果でした。

タイムも8分をオーバーしてましたが、教官が、「練習し続ける事」を約束として合格としてくださいました。

なによりも、とまらずに泳ぎ続けることが大事との事。

体を鍛えるのは、人を助ける前にまず自分が海の中で安全でいられる事が大切なのですね。

ほっ。

ということで、私たちが入る事になったノースステインというマンリービーチの北側のクラブに通い、しばらくはブロンズメダリオンを目指すべく訓練に筋トレに頑張りたいと思います。


昨日講習前のマンリービーチ。
虹がくっきり。


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