2009年12月10日木曜日

お箸

こないだ、インド人のお宅に伺った時、彼らは指先を上手に使ってご飯を食べていた。

手を使うと、米一粒、汁一滴のこさずきれいに食べられるのだ。


きっと私がやったら、口からぼろぼろこぼれる、手からもボロボロこぼれてあんなにきれいには食べられないだろう。


それを彼らに伝えると、「私はやってみたけどお箸を使って最後までキレイに食べられない!」と。


夕ご飯を食べながら、Jにその時の話をしていた。


「私はお箸を使って、茶碗の米粒を最後までとれるし、魚の小骨も取り除けるけど、正しいお箸の使い方が出来ないの。」


といいながらふと彼の手元を見ると、なんとも正しいお箸使いで、一粒のレンズ豆を器用につまみ口に運んでいる。



「今気づいたけど、なんでそんなに(私より)お箸上手なの??」


と思わず聞くと、


「初めての時はベジタリアンレストランだったけど、全然使えなくて、隣に居合わせたアメリカ人に教えてもらった。日本に行くと決めてからは何度も練習のためにアジアレストランに行った。」

そうだ。


日本に行くならお箸を正しく使えねばと、思ったのだろうか。



「郷に入っては郷に従え」を地でいく彼。



きっとインドに行ったらやっぱり私より器用に手でカレーを食べるだろう。




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